概要

日本語教師養成講座について

アジア国際交流奨学財団は日本語教育事業の一環として日本語学習者に日本語を教える日本語教師の養成講座を開講しております。
この講座では同じくアジア国際交流奨学財団が運営する日本語学校・アジアンインターナショナルセンターにて実習をすることができ、生の現場を肌で感じていただくことによって、より実践的なスキルを身につけることができます。

日本語教師養成講座とは

一般的に日本語教師になるには3つの方法があります。

  • 大学日本語教育課程、主・副専攻修了者

    大学(短期大学は除く)において日本語教育に関する主専攻(日本語教育科目45単位以上)を修了した卒業者、または日本語教育科目を26単位以上修得し卒業した者。

  • 日本語教育検定試験 合格者

    日本国際教育協会が主催する「日本語教育能力検定試験」に合格した者。

  • 日本語教師養成講座420時間コース修了者

    当講座が該当

    四年制大学卒業または高校教諭経験者で日本語教師養成講座420時間以上の修了者

日本語教師養成講座は日本語教師養成のために文化庁が示した方針に沿った養成講座です。
日本語教師養成講座を修了すれば、一般的に「日本語教師の有資格者」であると認定されます。
4年生の大学で日本語教育を履修するか、この420時間日本語教師養成講座を受講することが、日本語教師になるためには必須条件になります。

日本語学習者データと現状分析

グラフ

現在日本国内で、日本語教育機関に在籍している学生数は、116か国・地域から4万人以上となっています。
学生の主な出身国・地域は、以前は中国が圧倒的に多かったのですが、近年、ベトナムからの留学生の増加が著しく、現地での日本語教育機関も増加の一途を辿っています。

平成26年度のデータでは日本語教育機関に在籍している学生の総数は44,970人、そのうち中国からの学生が16,607人で、全体の36.9%、ベトナムからの学生が15,265人で全体の33.9%になり、この2カ国だけで全体の約7割を占めています。次いで、ネパールが5,157人、韓国1,837人、台湾1,260人と続きます。
独立行政法人日本学生支援機構調べ